理事長就任のご挨拶

田中伸明 理事長就任あいさつ

前長谷川和夫理事長の後任として理事長を拝命し、重責に身の引き締まる思いですが、理事長就任にあたりご挨拶申し上げます。

初代代表理事は認知症医療とケアに多大な功績を残し「長谷川スケール」を考案された精神科医の長谷川和夫先生で、他にも当時の日本を代表する先生方が参加され、脳神経に関する研究で多大な成果を上げ医薬品の開発を通して患者・ご家族様にも貢献してまいりました。

 時代は変わり日本の中で潤沢な保険医療費が無くなり、また脳神経精神疾患の病態も高齢者の認知症だけでなく、小児の発達障害、そして増大するうつ・適応障害の患者さんも大幅に増えています。

世界的には薬物療法に加えて、新しい身体心理療法や先端的な医療機器、AI技術の活用等で飛躍的な成果を上げております。

この日本の現状、そして世界との医療、心理療法、デバイスのギャップを埋めるための組織体が必要です。そこでこの時代の変化の中で私は初代設立者の理念を受け継ぎ代表理事に就任しました。

今後世界的な脳神経精神疾患治療の日本での紹介、導入、そして適正な治療費に基づく提供の支援を、苦しむ患者・ご家族様のために貢献してまいりたいと考えております。

理事長 田中 伸明